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どうしてむし歯になっちゃうの?

2021.5.08

目次

こんにちは。

池袋、東池袋の歯医者赤羽歯科池袋診療所の歯科衛生士、新井です

今回のテーマは「どうしたらむし歯になりやすいの?」についてです。
皆さんは一日において歯磨きをする時間をどのくらいとっていますか?
歯磨きはむし歯、歯周病にならないために、
お口の中の健康を保つためにとても大切なことです。
むし歯や歯周病は様々な要因が重なって進行していきます。
今回はむし歯になってしまう要因についてお伝えしていきます。

 

むし歯には以下の四つの大きな要因があります。

【宿主】
宿主とは簡単に言うと、一人一人の体の性質といったところでしょうか。
歯の質や歯の並び方、唾液の量など、お口の中には個人差があります。
歯の並びが悪いと、汚れが溜まり易い部分ができ、
むし歯になるリスクがほかの部分よりも高くなってしまうこともあります。
また唾液には自浄作用があり、
歯磨きよりは劣りますが少量の歯垢や食べ物の破片を
唾液によって洗い流す作用があります。

 

 

【食べ物】
むし歯になりやすい食べ物といえば甘いもの、というイメージがありますが
いつも通りの食事にも糖が入っていることがあります。
特にむし歯菌が一番好きな糖は砂糖の原料である「ショ糖」です。

 

 

【細菌】
お口の中には「ミュータンス菌」という常在菌がいます。
この菌は砂糖(ショ糖)を栄養とし、副産物として“酸”を出します。
この酸に歯は弱く、歯の側面を溶かしていきむし歯が起こっていきます。
これがむし歯菌です。

 

 

【時間】
むし歯は1~2日で急速に進むことはなかなかありません。
お口の中に汚れが長く留まってしまうことで
ゆっくり、時間をかけて進行していきます。

 

 

むし歯の進行はお口の中の状態により差はありますが、
この4つの条件が揃った状態が長く続いてしまうとむし歯はかなり起こりやすくなります。
それを防ぐためには毎日のケアがとても大切になります。

食べ物が柔らかいとあまり噛まないため、唾液の量が少なく
物の流れが滞り歯と歯の間に入り込むことや、汚れの塊が残る可能性があります。
硬いものや柔らかい【食べ物】でもしっかりと噛み、
唾液をよく出すことで【自浄作用】がしっかりと働きます。
また食事をする【時間】を決めることも大切です
食事をすることでお口の中は酸性に偏ります。
歯は酸性に弱いのでこの状態が長く続くと歯が溶けていき、むし歯になるリスクが高くなります。
食事、おやつを取るタイミングは決めておき、合間をみて歯磨きをしましょう。

 

お口の中の【細菌】は日中も増えますが、夜寝ている間、お口の中が密閉された状態の時が一番増えるタイミングです。
毎食後のフロスや歯間ブラシのケアが難しい場合は就寝前の歯磨きは特に時間を取って行いましょう。

 

また歯磨きを毎日行っていてもお口の状態、食生活、体の調子などによって汚れや着色、
歯石などが付きやすくなることもあります。定期的なメンテナンス、
3か月ごとの検診で歯のクリーニングをおこなっていきましょう!

豊島区歯周病検診 (豊島区検診)、豊島区妊産婦歯科健康診査、企業様対象の検診も行っておりますので、
赤羽歯科池袋診療所までお電話にてご相談ください。

 

赤羽歯科池袋診療所は
サンシャイン60ビル8階にございます。池袋駅東口から徒歩8分。
東池袋駅直結徒歩3分。雨に濡れずにご来院できます。
赤羽歯科池袋診療所では、診療にあたる歯科医師、歯科衛生士のフェイスシールドの着用を基本徹底しております。