お知らせ
光学印象(口腔内スキャナー)を導入しました!:前編
2022.1.20
目次
こんにちは!
池袋、東池袋、サンシャイン60の歯医者、
「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 池袋診療所」歯科医師の鈴木です。
今回は、昨年末に当院に導入しました、
口腔内スキャナーを用いた、光学印象(デジタルの型取り)について説明していこうと思います。
内容が多いので、前後編の2回にわけて詳しく解説していきます。
前編:
①当院で導入した口腔内スキャナーの紹介、技工物が出来上がるまでの仕組み
②光学印象のメリット
後編:
①光学印象のデメリット
②どんな時に使えるのか
(1/25追記)
どんなスキャナーを使っているの?
当院では、「TRIOS」という口腔内スキャナーを用いて光学印象を行っております。
ヘッドの部分が従来のスキャナーよりも小さく、不快感が出にくいです。
取り回しのきく、ワイヤレスタイプを使用しております。
どんな仕組みで治療を進めていくの?
まず、スキャンの仕組みとしては、お口の中の小さな写真を連続で撮影しています。
そのデータを高性能パソコンで処理して3Dモデルを作成します。
次に、データ上で修復方法を歯科医師が設計して、データを技工室に送信します。
データを受け取った技工士が、3Dモデル上で技工物のデータを作成して、
歯科用の高性能3Dプリンターで技工物を作製します。
届いた技工物を、歯科医師が患者さんのお口の中に装着します。
最後に歯科医師が調整を行い、治療終了となります。
どんなメリットがあるの?①
一つ目のメリットは、型取りの材料と、型取りのトレーを使わない事です。
従来の型取りで患者さんが感じていた、お口の中で固まるのを待っている間の嫌な臭いや不快感がありません。専用のトレーを作らないので、来院していただく回数も少なくなります。
どんなメリットがあるの?②
二つ目のメリットは、正確に治療が進むことです。
従来の材料を使った型取りでは、工程の積み重ねによる誤差は避けられないものでした。
その誤差を、技工士や歯科医師の技術によって修正していました。
光学印象の場合は、型取りしたその場で模型をデジタルデータで作成するので、工程が少なく、お口の中の状況を精密に再現した模型が出来上がります。
その結果、適合の良い均一な技工物に仕上がりやすくなります。
デジタルデータなので複製しても劣化せず、また、模型に経年劣化も生じないため、後々の治療で活用することもできます。
どんなメリットがあるの?③
三つ目のメリットは、早く治療が進むことです。
従来であれば、歯科医師と技工士が模型を送ってやり取りをしていました。
デジタルデータの場合は情報を即座にお互いが共有する事により、リアルタイムに意見交換ができるため、非常にタイムロスが少なくなります。
その結果、患者さんの来院回数を減らし、スピード感のある治療が実現します。
次回、後編です。よろしくお願いします。
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