お知らせ
酸蝕症について
2023.2.05
目次
こんにちは。
池袋、東池袋、サンシャイン60ビルの歯医者「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 池袋診療所」歯科衛生士 小栗です。
酸蝕症(さんしょくしょう)というものをご存知でしょうか?
酸蝕症とは酸が原因で歯が溶けることや、欠けたりしてしまう症状です。
進行すると歯がしみる(知覚過敏)こともあります。
虫歯は虫歯菌が出す酸によって歯が溶けてしまいますが、酸蝕症は酸性の強い飲食物を摂取することにより歯の表面が溶けてしまうので原因が虫歯とは異なります。
酸蝕症の原因
酸蝕症の原因は?
内因性
胃酸が逆流し歯が酸性にさらされて歯が溶けることが主な原因です。
・胃食道逆流症
・摂食障害
・アルコール依存
・酸性の内服薬
など
外因性
酸性度の高い飲み物や食べ物を習慣的に
摂取することが主な原因です。
・スポーツ飲料
・柑橘系ジュース
・炭酸飲料
・栄養ドリンク
・お酢
・梅干し
・ワイン
など
このような要因によって歯が溶け出します。
歯の表面はエナメル質といい、最も硬い部分ですが酸に弱く頻繁に酸に触れると徐々に溶け出してしまいます。
その後エナメル質下の象牙質まで露出し始めると歯がしみる、痛むという感覚を持つようになります。
象牙質は柔らかい部分で、象牙質が露出してしまうと虫歯菌や歯周病菌が感染しやすくなります。
酸蝕症が進むとどうなるの
酸蝕症が進むと
・歯が溶ける
・歯がしみる(知覚過敏)
・歯が黄色くなる
・歯が丸みを帯びてくる
・詰め物が変色したり段差や隙間ができる
などの症状がでてきます。
酸蝕症の予防法
酸蝕症の予防法
内因性の予防としては根本的に胃食道逆流症や摂食障害などを治すことが予防につながります。
これらの病気は内科的な治療が必要になります。
外因性の予防としては酸性の飲食物を避けることです。完全に断つ必要はありませんが長時間飲み続けないことや口にした後はうがいをするといいです。
また寝る前は酸性の飲食物を控えましょう。
就寝中は唾液の分泌が少なくなりお口の中が中性に戻りにくくなります。
セルフケアとしてはフッ素配合の歯磨き粉を使用するといいです。
フッ素は再石灰化を促す成分が配合されています。
酸蝕症の治療法
生活に支障が出るほどしみる症状が強い場合は、
プラスチック性の材料で補強したりすることもできます。
酸蝕症は、むし歯や歯周病に続く第三の歯の疾患で、
現代の生活習慣病です。 定期的に歯科医院を受診し歯の健康状態を
チェックしてもらいましょう。
また、当院では酸蝕症を含めた食生活の指導、ブラッシング指導なども行なっております。
赤羽歯科池袋診療所は
サンシャイン60ビル8階にございます。
池袋駅東口から徒歩8分。
東池袋駅直結徒歩3分。雨に濡れずにご来院できます。
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