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口臭の原因について
2024.7.23
目次
こんにちは。池袋、東池袋、サンシャイン60の歯医者、「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 池袋診療所」歯科衛生士 鮫澤です。
今回は口臭の原因についてお話しします。
口臭には大きく4つの原因があります。
1.生理的口臭
朝起きた時、お腹が減っている時、緊張している時、ストレスがある時に唾液の分泌が減少し口臭の原因になります。
これは誰にでも起こります。
この場合は、歯磨きや食事、水分を摂取することで唾液の分泌が増えるため口臭は弱まり治療の必要はありません。
2.外因的口臭
ニンニク、ニラ、ネギなどのにおいが強い食品やタバコ、アルコールの摂取することで一時的な口臭の原因になります。
一時的な物なので時間とともに口臭は減少していきます。なので治療の必要はありません。
3.病的口臭
病的口臭の原因は体の病気と口の中の病気があります。
ほとんどは口の中の病気が原因で歯周病、虫歯、舌苔(ぜっそく)、口腔がんなどがあります。
口の中の病気
歯周病は、歯周病を引き起こす細菌が口内で増殖して発生するガスによって口臭が強くなります。
その発生させるガスは揮発性硫黄化合物(VSC)といって、ジメルサルファイド、硫化水素、メチルカプタンの主にこの3種類があります。
ジメルサルファイドは生ゴミのようなニオイ、硫化水素は卵が腐ったようなニオイ、メチルメルカプタンはたまねぎが腐ったようなニオイです。
これらの物質によって口臭悪化の原因となります。
歯周病の予防には、プラーク(歯垢)が残らないように毎日歯磨きをし、歯科医院での定期的な検診で歯石を除去することが大切です。
虫歯は、虫歯が軽度で穴が空いていない段階では口臭の原因になることはありませんが、虫歯が進行して穴があき始めるとその穴の中に食べかすが溜まり、そこで菌が繁殖することによって口臭の原因になります。
そこからまた虫歯が進行して神経に達してしまうと神経組織が腐敗し口臭の原因となるガスが発生し、特有の臭いを放ちます。
また、神経の治療途中に治療を放置し、仮蓋が外れた状態になると、内部に膿が溜まり悪臭の原因になります。
他にも、歯に被せた銀歯や詰めた銀歯が古くなると銀歯に穴が空いたり、歯と銀歯の間に隙間が出来てしまいます。その穴や隙間に食べかすやプラーク(歯垢)が溜まることで口臭の原因になります。
虫歯予防には毎食後の歯磨きと歯科医院での定期的な検診が大切です。歯科医院を定期的に受診することで、虫歯の早期発見に繋がり虫歯の進行を防ぐことが出来ます。
舌苔は、舌に付着する灰白色または黄白色の苔状になったものです。
細菌、微生物、食べかす、口内の粘膜が剥がれたものなどのが溜まって形成され口臭の原因になります。
舌苔が気になる方は歯磨きする時一緒に舌専用のブラシで舌を優しく磨いてケアしましょう。
口腔がんは、口の中にできる悪性腫瘍で口臭が発生することがあります。
初期の口腔がんでは、痛みや出血などのはっきりした症状はなく舌や口の中の粘膜が白っぽくなったり舌に硬いしこりができたりします。
気になる症状がある方は一度歯科医院を受診しましょう。
体の病気
扁桃腺炎、慢性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)などの感染による炎症で口の中に膿が流れ込んで口臭を発生させます。
また、糖尿病・尿毒症・肝硬変・肝がん・トリメチルアミン尿症などが原因で口臭を発生させる場合があります。
4.心理的口臭
実際には口臭はないのに、自分自身で口臭があると思い込んでしまっていることです。
歯科医院だけでなく精神科、診療内科の受診が必要な場合もあります。
お口の中でご不安、ご相談等があればいつでもいらしてください。
スタッフ一同お待ちしております。
赤羽歯科 池袋診療所はサンシャイン60ビル8階にございます。
池袋駅東口から徒歩8分。東池袋駅直結徒歩3分。雨に濡れずにご来院できます。