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歯の生え変わり 晩期残根  ~歯の裏から歯が生えてきた~

2024.12.15

目次

こんにちは。

池袋、東池袋、サンシャイン60ビルの歯医者「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 池袋診療所」歯科衛生士 松山です。

今回は「歯の生え変わり 晩期残根  ~歯の裏から歯が生えてきた~」についてお話させていただきます。

 

 

乳歯の抜ける時期

乳歯(子供の歯)がまだ抜けないにも関わらず永久歯(大人の歯)が生えてきたり、乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこないと心配になる方は多いのではないでしょうか。

まず初めに乳歯は生後6ヶ月ごろから下の前歯から生え始め、3歳ごろまでには生え揃い全部で20本になります。(上下各10本)

乳歯が抜ける時期には個人差がありますが、一般的には6歳前後から12歳くらいまでに乳歯から永久歯へと生え変わります。

14歳頃には親知らず以外の永久歯がが全て揃います。

 

※生え変わりには個人差があります。目安としてお考えください。

歯の生え変わり時期に注意すること

最も早く生えてくる永久歯は奥歯(第一大臼歯)で、かみ合わせの中心となる大切な歯です。6歳臼歯とも言います。乳歯の奥に生え磨きにくい歯です。この時期にむし歯にしてしまわないように特に注意が必要です。

その後上記の表の様に歯の生え変わりは下の前歯から起こりますが、乳歯が抜けないうちに永久歯が重なって生えてくると心配になると思います。ですが、多くの場合は経過観察で問題はありません。乳歯が抜けた後、内側からの舌に押される力と外側からの唇に押される力により、正常な位置に永久歯の前歯が誘導されます。

内側に生えてくる理由は、顎の大きさがまだ未熟な場合 乳歯に比べて永久歯が大きい為 生えるスペースがなく内側から生えてきます。

乳歯がぐらぐら

乳歯が残ったままで、永久歯の前歯が生えてきた場合、だいたいは乳歯がぐらぐらしていて抜ける準備が整っています。しかし、まれではありますが、乳歯がぐらついていない状態で永久歯が重なるように生えてきてしまうケースもみられます。これは歯ぐきの中で永久歯の位置がずれてしまい、乳歯の根を溶かすことが出来なかったために生じたものです。その場合は本来生えるべき場所を失った永久歯が曲がって生えてしまうなど、歯並びやかみ合わせに重大な影響を及ぼすことがあるため、永久歯が十分に成長しても抜けない乳歯があれば抜歯の処置を受ける必要があります。乳歯を抜歯することで、永久歯は自然と正常な位置に移動していきます。

 

永久歯が生えてこない場合は?

乳歯が抜けない他の理由をあげると、乳歯に対応する永久歯が生まれつき欠損している場合です。その場合は乳歯を無理に抜歯する必要はありませんが、成人して自然と乳歯が抜け落ちたら欠損治療が必要となります。(入れ歯、インプラント、ブリッジ等)

お口の中でお困りのこと、ご不安、ご相談等があればいつでもいらしてください。スタッフ一同丁寧に対応させていただきます。

池袋、東池袋の歯医者 赤羽歯科池袋診療所はサンシャイン60ビルの8階にございます。池袋駅東口から徒歩8分、東池袋直結徒歩3分、雨に濡れずにご来院できます。

監修者情報

赤羽歯科 理事 副院長 歯科医師

大竹

日本口腔インプラント学会 専修医
日本顎咬合学会 認定医
一般社団法人インプラント再建歯学研究会 所属
厚生労働省認定臨床研修指導歯科医
医療法人社団歯友会 インプラントセンター 管理責任者

2003年3月  国立新潟大学 歯学部 卒業
2003年5月  医療法人社団歯友会 赤羽歯科 池袋診療所 勤務
2012年4月  医療法人社団歯友会 赤羽歯科 池袋診療所 医局長就任
2013年4月  医療法人社団歯友会 赤羽歯科 池袋診療所 副院長就任
2022年11月 医療法人社団歯友会 赤羽歯科 理事就任

一般的なむし歯からマイクロスコープを使用した根管治療、歯周病治療、インプラント、歯科矯正、セラミック治療と幅広い分野の治療に対応しています。治療を受けた方が長い間快適な生活を送れるよう一人一人に真摯に向き合い、丁寧な治療を行うことを心掛けています。 また、むし歯、歯周病を未然に防ぐ予防歯科にも力を入れていますので何かお困りのことがある方も、お気軽にご来院、お声がけください。